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★ 「原告と共に」No.27 2019年4月発行 

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全6ページ 「原告と共に」会報27号
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● 第2回期日も傍聴席満杯! 国・東電の控訴理由書に反論

 3月13日に行なわれた控訴審第2回口頭弁論は、JR京都線の運転見合わせの影響で抽選にはなりませんでしたが、傍聴席は無事満杯になりました。
 法廷では、原告側代理人の森田弁護士と白土弁護士がプレゼンをし、国と東電の控訴理由書に具体的に反論しました。
 報告集会では、両弁護士がプレゼンの概要とその背景について報告。田辺弁護士からは、進行協議についての報告がありました。そのあと、出席した原告が全員前に出て、ひとりずつお礼や思いを語りました(詳細は2~3面に掲載)
 休憩後の第2部では、田辺弁護士が2月20日のかながわ訴訟判決(横浜地裁)について説明すると共に、京都訴訟の控訴審での課題について報告しました(詳細は4~5面に掲載)
 翌14日は千葉地裁で千葉第2陣訴訟の判決があり、福島から控訴審に参加した原告さんが傍聴しました。26日には松山地裁でえひめ訴訟の判決があり、原告の萩原さんと事務局の上野が参加しました。28日には東京で院内集会と東電交渉が行なわれ、原告の堀江さんと事務局の奥森が参加しました(松山と東京の報告は6面に掲載)
 次回期日は6月13日(木)、開廷は午後2時30分です。ぜひ傍聴に来てください。

● 英国からの便り 原告・園田みつこさん

 英国にいる園田です。
 私は先週、13日の期日報告集会でもお話したロンドンとエセックスの講演を無事終えました。
 ロンドン国会議事堂院内集会では、英国緑の党国会議員キャロライン・ルーカスさんが司会をされ、福島原発事故被害者の状況とフクイチの状況を事前によく勉強されていると感じました。
 関西訴訟の森松さんと北海道に避難された女性が通訳を通して発言をされました。
 私はスライドを使い、避難の経緯、国と東電は現在も原発事故の責任をとらず、東京オリンピックに向けて事故も被災者の存在もなかったとことにしようとしているということを話させていただきました。
 会場は満席状態で、若い世代も参加してくれて、全体的にいい院内集会になったと思います。
 ルーカスさんとは開始前に、今後英国で福島の問題をもっと取り上げるようよう直接お話しすることもできました。
 エセックス大学では1日目は大学院生対象に約2時間の講演をしました。2日目はアジア人権カンファレンスで、こちらもスライドを使いお話しました。
 こちらもほぼ満席で会場には、大学生、院生、英国各地から大学教授、国連特別報告者3名もいらしていました。
 質疑応答の後、司会者から、学生たちが自国に帰った時に人権問題へ立ち向かうために、なぜ私は日本国内や海外で活動をしているのか話してほしいと言われました。
 国も東電も原発事故の責任をとらず、私たちの自己責任にしていること、それを絶対に許さないために私たちは立ち上がり、私は京都訴訟の原告として仲間と共に闘っていると伝えました。

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