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★ 「原告と共に」No.19 2017年4月発行 

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全4ページ 原告と共に No.19
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● 原告本人尋問も折り返し地点! 傍聴に来てください!

 昨年12月14日の第20回期日に原告本人尋問が始まり、間に2回の専門家証人尋問をはさんで、3月8日(第24回期日)と3月29日(第25回期日)とこれまで4回の本人尋問が終わり、ほぼ半数の証言が終わりました。本人尋問もやっと折り返し地点に来ました。

 2か月に3回という過密スケジュールに、果たして傍聴席は埋まるだろうかと心配しましたが、支援者のみなさまの熱い思いのお蔭で、毎回傍聴席を満杯にできていることを感謝します。

 3月19〜20日に、福島県郡山市で現地学習交流会を開催し、京都に避難したあとそれぞれの事情で福島に戻ったりその近辺に移住した原告を交えて、本人尋問に向けての学習と意見交換を行ないました(4面参照)。この企画はもともと、
福島に戻らざるを得なかった世帯を代表して証言した原告との交流の中で出てきたアイデアでした。

 原告本人尋問も次回からいよいよ後半戦に入ります。引き続き、傍聴に来ていただくようお願いします。

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 福島現地交流会聞く

 3月19〜20日に、福島県郡山市で原告学習交流会を開催しました。

 これは、原告本人尋問を控え、京都での原告学習会(模擬法廷)や期日の傍聴にも参加できない、福島県に戻ったり、近隣の親族宅に身を寄せている原告に、これまでの京都訴訟の争点や本人尋問に臨む上で必要な対策や心構えを知ってもらうと共に、同じ裁判を闘う原告団としての交流を図ることを狙いとしたものでした。

 この学習交流会には、京都からは原告の福島さんと堀江さん、弁護団の川中、田辺、白土各弁護士、事務局から奥森と上野が参加しました。

 19日は午後から磐梯熱海にある「ユラックス熱海」の会議室で、学習会を行ないました。現地からの参加は福島県内から4名、新潟県から1名でした。

 最初に川中弁護団長から、「原告本人尋問にそなえて」 と題して、本裁判の争点が責任論、因果関係論、損害論の3つの分野から成っていること、原告本人尋問は代表者を除き、主尋問5分、反対尋問20分(東電、国各10分)、再主尋問5分という時間配分になっていること、尋問に向けて準備すべきこと、法廷で注意すべきこと、予想される反対尋問とどう対応するかなどについて報告。次に、すでに本人尋問が終わった原告から感想や反省点などが述べられました。

 その後、参加した原告から帰還した後の生活や近況の報告と質問などを発言し合いました。一度「自主避難」して帰った人に対する周囲の冷たい視線や対応があることや、子どもを外で遊ばせることに躊躇したり、食べ物や飲み水にも気を遣っていることを知り、避難を続けることも大変だが、帰ったとしても苦労が多いということを実感しました。

 夕方は郡山市のホテルに移動して、東京で群馬訴訟判決の学習会に参加していた田辺弁護士と合流。駅前の居酒屋で懇親会を行ないました。

 翌20日は駅前のホテルの会議室で、群馬訴訟判決についての学習会を行ないました。京都組と一緒に宿泊した2名に加え、現地からもう1名の原告が参加しました。

 初めての試みでしたが、短時間ながら意義のある学習交流会だったと思います。

 その日の夕方、結審を翌日に控えた生業訴訟団の「結審前夜集会」が福島市で開催され、福島さんは京都原告団を代表して挨拶しました (1面写真参照)。

 なお、この現地交流会への原告の交通費、参加者の宿泊費、懇親会の原告負担分について、みなさんにご協力いただいた緊急カンパを使わせていただきました。ありがとうございました。

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