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★ げんぱつばいしょう きょうとそしょう げんこくだより1 (2016なつ) 

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  • 私たちの近況報告
     6月29日「思い号聴きあうWS」報告 〜自分の力を信じて立ち上がる〜
     「大丈夫、そんなに自分を苦しめなくていいんだよ」
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げんぱつばいしょうきょうとそしょうげんこくだより1
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● 6月29日「思い号聴きあうWS」報告 〜自分の力を信じて立ち上がる〜

 私たちは、福島第一原発事故によって同じ体験をし、そして知り合いました。深く傷つき、言いたいことも沢山あるのですが、中々それだけに関わっていることが出来ずにいます。しかし、心の“開かずの問”にしまい込んだ思いは、時に私たちを深い悲しみや無力感に落とし入れます。
 陳述書を書くという<理性>とは別に、抑えがたい<感情>に注目をして、賢くも聡明な私たちは、自分の力を信じて立ち上がる道真を手に入れるワークショップを行いました。
 参加者はリーダー含めて7名でした。参加者の篠笛の演奏から始まり、2時間があっという間に過ぎてしまい、もっと時間が必要だねとか、参加者の全員とは聴きあいが出来ていないので、またやりたいねなどの、感想を頂きました。
 次回は8月3日午前10時〜12時こどもみらい館和室を予約しました。次回も裁判の期日に合わせました。原告の皆さん、初めての方も参加してみてください。裁判所のすぐ近くです。
(思いを聴きあうWSリーダー 原告 鈴木絹江)

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● 「大丈夫、そんなに自分を苦しめなくていいんだよ」

 今回のワークショップ、とても楽しみにしておりました。というのは、北海道に自主避難されているあるグループの方々の同じようなワークショップの参加報告をフェイスブックで何回か読ませていただいたことがあり、機会があれば参加してみたいと感じていたからです。
 北海道まで行けないしなぁ、と諦めていたのですが、まさか、こんな近いところに、その手法を長年されてこられた方々がおられたとは!ということで、鼻息荒く申し込みをさせていただいたのでした。
 当日は、時間が穏やかに、深く流れていきました。
 自分のこの5年間の心の動き、判断、行動を思い返しました。その中には、日々の生活を前向きに過ごすために蓋をして鍵をかけていた思いもありました。とりとめもなく思いを語る中で、自分自身、「ああ、やっぱりそこが未だに解決できず引っかかっているのだな」と感じました。ひとりだったらそこでまた、「どよよ〜ん」と奈落の底へ落っこちそうになるのでしょうが、皆さんの思いを聴き合う中で、共通する思いを感じ、自分を責め過ぎずにすんだような気がしています。自分ではない他の誰かが自責の念をもっておられるのを聴くと、「大丈夫、そんなに自分を苦しめなくていいんだよ」という思いが沸き上がるのです。きっと、自分自身にもいってあげたらいい言葉なんだと思いました。
 自分のこの5年間の心の動き・判断・行動を受け入れることができたら、きっと陳述台で、被告によって揺るがされることのない自分であることができる、と思いました。
 これからも、参加させていただきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します!
(川崎あやこ)

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