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● 育てる会通信(仮称)第1号 2019年9月12日発行


おもなコンテンツ 全8ページ
第1号
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やましろの家 保養受け入れ始まる!

 みなさまにご協力いただいた「開設資金カンパ」は80万円を超え、保養の家の整備・清掃を行い、7月1日から利用受付を開始しました。避難経験のある栃木県在住の方が、家族4人で夏休みに1週間利用されました。9月に入ってからは、福島県いわき市在住の方が2週間の予定で利用されています。保養の家は、順調な滑り出しとなっています。
 みなさまからのカンパや助成金のおかげで、保養利用者への交通費補助(大人4万円、子ども2万円を上限に実費補助)も始めました。交通費の補助は、「とても助かります」とのお声をいただいています。本当にありがとうございました。
 このたび、「育てる会通信」(仮称)第1号を発行しましたので、みなさまにお届けします。今後は、年2回程度発行する予定です。
 保養の家の取り組みは、長期にわたるものとなります。みなさまからの引き続きのご支援を、よろしくお願いします。

やましろの家を利用して

 保養の家を利用することが出来たので、のんびり色々な事を気にせず過ごすことができ、とても良かったです。
 少し足を伸ばせば生活に必要なものも揃う環境にあり、宿泊する場所は少し離れて静かな場所だったのでゆっくりと過ごすことができました。
 みなさまの協力があって、このような形で宿泊させていただけたことを本当に感謝しています。
 離れた土地でも気にしてくださる方たちがいて、支援してくださっていることもとても励みになり嬉しく思います。
 保養の家滞在中ですが、基本的にはのんびりと過ごそうと思っていたので予定は詰め込まず、ゆっくりと過ごさせていただいていました。父親と長男は、釣りをしたり、近くの公園でサッカーをしたりのんびりと過ごしていたようです! 大阪まで足を伸ばして、万博公園まで遊びに行きました! 釣りは、台風の影響もあったので、日本海ではなく和歌山の方に行ったと言っていました! 地元では釣りはなかなか躊躇してしまうところもあるので、久々にのんびりとできて楽しかったと長男も言っていました。
 サッカーも暑かったようですが、当たり前の事をいろんなことを気にせずできたということが親にとっても気持ちもリセットできてとてもよい滞在でした。
 なかなか地元では話せなくて苦しいことも忘れて、とてもいい時間を過ごすことができました。
 本当にありがとうございました。
 (栃木県・H)

京都やましろ保養の家スタート 6/29開設記念のつどい開く

   ●避難者と地元支援者もともに

 「京都やましろ保養の家を守り育てる会」(以下、育てる会)は7月1日、夏休みから利用を開始する「京都やましろ保養の家」(以下、やましろの家)の受付を開始しました。
 さっそく1家族から申込書が届きました。栃木県から京都市内に母子避難していましたが、様々な事情で地元に戻っている家族です。今回は父親を含めて家族4人そろって保養に来ることになりました。うれしい限りです。
 育てる会は6月29日、やましろの家の見学会と開設記念のつどいを京都府相楽郡(そうらくぐん)精華町の現地で開催しました。参加者は10人とすくなかったのですが、滋賀県、奈良県、大阪府からも参加があり、「家族保養」をコンセプトとするやましろの家への期待の声が寄せられました。
 育てる会は、やましろの家の開設に向け、次のように呼びかけてきました。
 「原発事故により放出された放射能の影響を受ける地域に居住している人たちが、一定期間、放射能の影響を受けない地域で生活し、クリーンな空気を吸い、汚染されていない食品を摂取することで、放射能による健康への影響を低減させ健康回復につながることが、チェルノブイリ原発事故後の取り組みによって実証されています。福島原発事故後にも、放射能の影響を軽減させるための『保養キャンプ』などが全国各地でとりくまれてきました。2013年から(中略)健康相談会を開催してきた『避難者こども健康相談会』のメンバーから、福島県などに住む家族やグループが夏休みなどの期間に利用できる『保養の家を京都南部に作ろう』との声があがり、準備をすすめてきました」とし、畳や建具の修繕や生活用品の購入のために必要な資金として、40万円の開設資金カンパを訴えてきました。
 カンパは、開始早々に当初目標額を突破しました。そこで、「保養に来る家族に対する交通費の補助」を目的を加え、目標額を80万円に引き上げ ました。6月30日までに77人から、74万円を越えるカンパが寄せられ、この夏から交通費補助も実施できることになりました。協力していただいた方々に、心から感謝いたします。ありがとうございました。

   ●心寄せ合い、力出し合って

 育てる会のスタッフには、福島から京都に避難している避難者(原発賠償訴訟の原告でもある)が3人加わっています。また、地元精華町在住の大学教員の方にも新たに参加していただきました。奈良県生駒市(精華町の隣)在住の方も保養利用者へのサポート(車での送迎など)を申し出てくれています。
 やましろの家は、原発事故被害者に心を寄せる地元の方をはじめ、多くの方に支えられてスタートすることができました。実際の利用が始まると様々な課題もでてくると思いますが、スタッフ・支援者が心を寄せ合い、力を出し合って乗り越えていきたいと決意しています。

 保養に興味・関心のある方に、ぜひお知らせください。育てる会では、引き続きカンパを呼びかけています。 (奥森 祥陽)
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