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★ 「原告と共に」No.29 2019年9月発行 

● コンテンツ
  • 第4回期日はぎりぎり抽選に 許せん!旧経営陣に無罪判決!!
  • 9/10控訴審第4回期日報告
  • 第5回学習講演会「子どもの心のケアにとって必要なこと」
     岩切昌宏さん(大阪教育大学学校危機 メンタルサボートセンター准教授)
  • 原告だより
      ◆広島に行ってきました! 阿部ゆりかさん
      ◆最後の保養プロジェクトを終えて 齋藤夕香さん
全8ページ
原告と共に No.29
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● 第4回期日はぎりぎり抽選に 許せん!旧経営陣に無罪判決!!

 9月10日(火)、原発賠償訴訟の控訴審第4回期日がありました。

 9月とは思えない連日の暑さのせいか、傍聴に集まった人の数はいつもよりも少なく心配しましたが、ぎりぎり抽選となり、傍聴席は満杯となりました。詳細については、2~4面をご覧ください。

 それに先立つ9月1日には、控訴審勝利に向けた第5回学習講演会を開催。講師には、大阪教育大学の岩切昌宏准教授をお招きし、「子どもの心のケアにとって必要なこと」と題して講演いただきました。講演内容をまとめたものを5~6面に掲載しています。

 今号では、「原告だより」欄(7~8面)に、2人の原告の方から寄稿してもらいました。

 9月19日、東電刑事裁判で旧経営陣3人に無罪の判決が出ました。

 今の法体系の下で、企業が引き起こした人身事故で経営陣個人が有罪になることは極めてまれですが、原発事故による被害の大きさを考えれば、少なくとも「ちやぶ台返し」をした武藤元副社長は有罪になるのではないか、という淡い期待さえも裏切られました。

 判決は、被告の3人が部下からの報告や会議で巨大津波が第1原発を襲う可能性があることを認識していたと認めながら、事故回避義務を課すほどの予見可能性があったとは言えないとしました。その論拠として、「長期評価の信頼性には限界があった」、「原発には絶対的安全性は求められていなかった」など、被告側の言い分をそのまま採用した、酷い判決だと言えます。

 しかし、わたしたちは落ち込んでいるわけにはいきません。刑事訴訟で明らかになった数々の証拠を活用して、東電と国の責任をいっそう明確にしていかなければなりません。旧経営陣無罪という判決をこのまま認めるわけにはいかないという民意を裁判所に示すためにも、より一層のご協力と裁判への傍聴をお願い致します。

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