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● 2023年 バイバイ原発3・11きょうと *バイバイ原発3・11京都集会の様子はこちらから見ることができます。 *バイバイ原発3・11京都集会に原発賠償京都訴訟原告団として参加し、登壇者全員で 発言しました。発言内容(予定原稿)を掲載しますので、ぜひ、読み下さい・
震災からあっという間に12年が経ちました。 本当に苦渋の選択で避難してきました。 もう元には戻せない、色々なものを奪った原発事故の責任を取るべきです。
国と東電に損害賠償を求めて、2013年に提訴してからもう10年になりました。 提訴してからの長い裁判の中で、ちょうど5年前の2018年3月15日。私たちの裁判の地裁判決が言い渡されました。先の2017年に判決が下された群馬訴訟、生業訴訟に続き、みたび国の責任を認めた「一部勝訴」でした。 原発賠償京都訴訟団の原告のほとんどは、自主的避難者、区域外避難者と呼ばれ、国が線引きした避難区域の外から避難してきた人で構成されています。 ただ、原発事故の引き金となった原発敷地を超えるような巨大津波が起きることは予見できたこと、津波対策を取っていれば今回のような事故は回避できたことが認められ、その後の訴訟団の判決でも同じように判断されるようになったのは大きな成果でした。
京都に避難して11年が経ちました。 避難者用の借り上げ住宅では、同じ境遇の友人ができ、大変心強く暮らしていましたが、それも住宅支援打ち切りによりコミュニティが壊されてしまいました。 裁判においては、「国・東電には、同じ過ちを繰り返させないためにも、何としても責任を取らせたい。たくさんの命と人権を奪った原発事故をなかったことにはさせない。この使命を全うしたい。」
私たちのこの裁判も始まってから丸10年となります。 しかし、長くなるにつれ、日々の暮らしもある中で、気持ちがついていかなくなることもありました。そんな時に、私たちに寄り添い、励ましてくれる多くの支援者の方に、頑張る力と勇気をもらい、ここまで闘ってくることができました。本当に感謝しています。 大阪高裁でのゴールも近づきつつあります。裁判官には政権に忖度しない判決を下してもらいたい、被害に見合った判決を書いてもらいたいと思います。
今、私たちの闘いは大阪高等裁判所に舞台を移し、控訴審が行われています。 控訴審で、とても重要な裁判資料が提出されました。それは、ストレスアンケートです。私たち原告全世帯に対しアンケート調査を実施し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)のハイリスク者の割合は半分以上の55.9パーセント、避難当時7歳から18歳の子どもたちの割合については52.2パーセント。子どもたちの体調の変化があったと答えたのは約80パーセントに上ったというものです。 ・ 明智さん また、当時大阪大学医学系研究科の本行教授に書いていただいた意見書も提出されました。放射性感受性には、個体差があること、年齢が若いほど放射性感受性が高く、影響を強く受けやすいこと、が示されています。 もう一つ重要な提出書類として、国際人権法に関するものがあります。私たちが主張する「避難に対する権利」や「「健康に対する権利」に関連している国際法は、自由権規約や社会権規約と多岐にわたります。日本はこれらの締約国なので人権条約上の義務を国内で実施する法的義務があるのです。 現在もなお、原発事故の収束のめどは立たず、子どもたちの健康がおびやかされたり、避難者が不当にみなし仮設住宅を追い出されたり、事故後の補償もない今の状態は明らかな国際人権法違反に当たるのです。 ・ 福島さん 国際人権法に関わる出来事として、2022年10月に、避難民の調査として国連の国内避難民人権特別報告者のセシリアさんが来日され、「避難民は強制避難か自主避難かを問わず全員が国内避難民であり、ほかの日本国民と同等の権利を有する」としました。 また、第4回目のUPR、つまり国連加盟国193か国すべての国の人権状況を普遍的に審査する制度により、日本に対し300の勧告が出されました。その中で福島の原発事故に関する勧告が16もありました。マーシャル諸島、バヌアツ、コスタリカなど核による被害を受けた国が勧告してくれたことは大きいです。これから、この勧告を日本国が受け入れるよう取り組まなくてはなりません。 裁判官には公正な判決を書いてもらうように署名活動を行っています。 次回の原発賠償京都訴訟の第18回期日は、6月6日火曜日です。傍聴支援に来てくださったみなさまには、原告が心を込めて書いた傍聴カードをお配りします。期日ごとに集めるといいことがあるかもしれません。 2023年3月11日 円山公園音楽堂 13:30~(13:00開場) デモ出発 15:00~ 円山公園~四条河原町~京都市役所 pdfはこちら △ページトップへ 原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会 〒612-0066 京都市伏見区桃山羽柴長吉中町55-1 コーポ桃山105号 市民測定所内 Tel:090-1907-9210(上野) Fax:0774-21-1798 E-mail:shien_kyoto@yahoo.co.jp Blog:http://shienkyoto.exblog.jp/ |
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