原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会 本文へジャンプ

● パンフNO2「福島甲状腺がん多発 被ばく原因は
   もはや隠せない―UNSCEAR2020レポート批判」

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 *当会の第1号パンフ「原発事故がもたらした福島甲状腺がん
  ―その科学的根拠」はこちらから電子書籍としてお買い求め
  いただけます。


 *パンフレットの訂正について
(誤) p7、下から6行目
 「しかし、避難者には安定ヨウ素剤は三春町を除いて投与されなかった。」 
 ↓
(正)
 「しかし、国や県は安定ヨウ素剤の住民への投与を指示せず、三春町、双葉町など町が独自に配布・服用を指示した一部自治体を除いて多くの住民には安定ヨウ素剤の投与はなされなかった。」



 福島原発事故から10年を経過した2021年3月、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)は「UNSCEAR 2020報告書」を発表し、放射線被ばく線量を大幅に低く改定すると共に、放射線被ばくによる福島の小児甲状腺がんの発症を否定し、過剰診断を強調した。これに対して「明らかにする会」検討委員会メンバーは国連科学委員会の報告の誤りを批判し、UNSCEARに批判的質問書を送付した。
 2022年1月、この10年間、声を上げることができなかった福島県の小児甲状腺がんの患者がついに立ち上がった。原発事故当時幼稚園児から高校生だった男女6人が、福島原発事故に伴う放射線被ばくにより甲状腺がんを発症したとして、東京電力を訴えた。
 今回の小冊子「福島甲状腺がん多発 被ばく原因はもはや隠せない」では「UNSCEAR 2020報告書」批判を中心に編集した。本書が放射線被ばくの真実の解明に貢献し、被ばく者救援のために少しでもお役に立てば望外の喜びである。
 本書を出版するにあたり「こんどプロジェクト」から財政的援助を賜った。この場を借りて感謝申し上げたい。

                             2022年4月
         原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会一同


○目  次
 ・まえがき
 ・ 被ばくによる小児甲状腺がん多発という現実を覆い隠す似非科学的論理
  ──アグノトロジーの集大成としてのUNSCEAR 2020年報告の背景
  藤 岡   毅
 ・福島原発事故に対する科学者の加害者責任
  山 田 耕 作
 ・ UNSCEAR 2020線量評価から明らかになった福島の被ばく由来甲状腺がん
  加 藤 聡 子
 ・ 日本人のヨウ素摂取量についての考察と福島原発事故における安定ヨウ素剤
  についての検証
   本 行 忠 志 
 ・ 国連科学委員会(UNSCEAR)報告2020への質問と回答
  加 藤 聡 子
  田 口   茂

  定価 1,000円+税
  *明らかにする会のウェブサイトから申し込まれる場合は、著者割引で購入
   できますので、送料込みで1冊1,000円となります。
 
    
 


福島原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会
(略称、明らかにする会)

 代表  山田 耕作
(連絡先) 611-0001宇治市六地蔵徳永29-4-610
TEL:0774-32-1337
E-mail:kosakuyamada@yahoo.co.jp